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2008年 3月 18日(火)

流星の絆@東野圭吾

久々に読書の更新。
以下、若干、表現にネタバレがありますので、読む予定の人は、この続きは見ないほうがいいかも。

いろいろ読んでるんですけどね。更新してないだけで。
特に東野作品はほぼ全作読んでるし。

前作の「ダイイング・アイ」は面白くない事は無かったけど、新作ではなく約10年前に書かれた作品だったわけで、内容もやっぱり10年前の東野圭吾って感じだったので物足りず。

なので今回の「流星の絆」は実質、「夜明けの街で」以来の新作。
帯で絶賛されるのは、最近の東野圭吾では普通になってるので、先入観を持たずに読書開始。

内容は、殺された両親の仇討ちを流星のもとに誓った3人の兄妹。
事件から十四年後、次男が事件の日に目撃した男を偶然見つけたことで、復讐計画が進められる。
ってな感じ。

頼りになる長男と、それぞれの得意分野で協力する弟に妹。
3人が揃って一流の仕事をやってのける展開は、本当に強い絆を感じました。
主人公が犯罪に手を染める物語は、最終的には不幸な結末が待っている事が多い氏の作品ですが、今回は久々に読み終えてすっきりできました。
別に”すっきり”できなくても作品の評価には関係ないんだけど、でも、どうせ読み応えのある小説なら、やっぱり読み終えてすっきりしたいしね。

警官に扮した兄弟が、偽名として神奈川県警の「草薙」と「加賀」と名乗ったのが何気に面白かった。
シリアスな場面だったのに笑ってしまったよ。

ちなみに、妹との血の繋がりが無いって設定もさりげなく良いです。
実際に妹がいる身としては、あまり妹と仲が良すぎる(大切にしすぎる)のも気持ち悪いですから(^_^;)

東野作品は読み始めたら止まらないことが殆どですが、今回も一気に読める内容です。
東野圭吾を読むようになって約15年、その間に直木賞とったりいくつかの作品が映画化やドラマ化されたり、世間的にも有名になり正直、寂しい気もしますが、もっと早く評価されても良い作家でしたからね。

僕にとっての東野作品ベスト3、「秘密」「白夜行」「さまよう刃」に匹敵する評価です。

長生きして今後も傑作を世に出し続けて欲しいもんです。

投稿者 知 : 2008年03月18日 00:10

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