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2008年 11月 26日(水)

歌野晶午に再挑戦

最近、あまり本を読まなくなりました。
新作即買いは東野圭吾くらいになった・・・。

さて、表題の「歌野晶午」ですが、
島田荘司のコネ(語弊がある?)でデビューした4人の作家の中では、そのデビュー作がトリックもストーリーもプロとは思えない程に際立って低レベルだったため、その後10数年、古本で50円で見かけても、帯に魅力的な事が書いてあっても、なんかの賞を獲ってても、「この作家のは時間のムダ!」と思って、一切手にしませんでした。

それでも、未だに出版社に見限られること無く作品を出し続けていたり、ブログ始めた頃からちょくちょく覗いている猫は勘定にいれませんさんでも何度か(好意的に)紹介されていたりとで、最近の作品なら読んでみてもいいかな、と思えるようになって・・・。

なぁんて前置きが長くなりましたが、昨日、前述のブログのたけさんに薦めて頂いた「ジェシカが駆け抜けた七年間について」と「葉桜の季節に君を想うということ」を買いましたよ、って事。

んで、ジェシカを読了。

以下、ネタバレっぽいので保護色。
よくできた叙述トリックだと思いました。
これ、作中の主要人物たちにとっては、何の謎も無いんですね。
読者だけが勝手に思い違いをするってやつ。

但し、この叙述トリックに気付く為には、9割がた「知恵」じゃなく「知識」が必要ですね。
知らなかったら無理。
あと、不満を言うなら、島田荘司氏の影響が未だに残るなぁと思ったのが、
「ミスリードするためだけの、物語的には無意味なパート」
が挿入されているところ。
とほいえ、最後まで本筋に全く関連の無い昔話が、いかにも関係しているかのように、普通の長編分くらいの長さで挿入されている島田荘司氏の某作品と比べると些細なものですけど(-_-;)
まぁ2002年のアユミのキャラが少し可愛かったからいいけど(←関係ない)。

デビュー作と比べると、失礼ながら同じ人間が書いたとは思えないです。
デビューを早まったんですよね、きっと(^_^;)

でもジェシカ、普通に読みやすい物語でしたが、納得の出来ない部分が少々・・・。
例えば章のタイトルにもなっている「7年前」とか「7年後」ですが、これは単純におかしくないですか。
ネタバレていうレベルでも無いので普通に書きますが、両者は7年間の差なんですよ。
だから、どっちかを現代にしとかないとさ。
「7年前」と「7年後」じゃ、14年の開きになっちゃうよ。
・・・細かいことですけどね。最後まで気になっちゃって・・・。

結論ですが、薦めてくださった方や歌野晶午ファンの方には不満な感想かも知れませんが、
「とりあえず、ふつうにミステリ小説として楽しめた」って感じです。

この勢いで、より評判のいい「葉桜」もいっときます(^-^)/

投稿者 知 : 2008年11月26日 00:20

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【コメント】

こんばんは。

確かにあの7年前/後はなんか変ですね。スルーしてましたが(汗) 他にも読者を戸惑わせるためだけに存在するみたいな部分がちょいちょいありますし。
メイントリックは、そっちに一回読者の目を向けさせてネタを割っておき、実はそこにさらに大きな罠があるという仕掛けかたが上手いと思いました。

この勢いで葉桜もぜひどうぞ(笑)

投稿者 たけ : 2008年11月26日 00:35


コメント有難うございます。
感想はそちらの続きに書こうと思ったんですが、長くなりすぎたのでこっちにしました(^_^;)

>読者を戸惑わせるためだけに存在するみたいな部分

基本的に好きじゃないんですが、でも今回のは必要でしたよね。そんなに長くなかったし。

作中ではたいした謎では無いのに、小説としてはしっかりとミステリとして完成させているのが、僕のイメージしていた「歌野晶午」と良い意味で違っていて、おかげさまで読書の幅が広がりそうです(^_^;)

今日はマガジンの日だったので、葉桜は明日からです♪

投稿者 知@管理人 : 2008年11月26日 22:59



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